2025年02月27日

第二回研修会

第2回研修会 「みんなちがって、みんないい」

 2月16日㈰ 北九州地区 ウェル戸畑多目的ホールで開催しました。
この日は北九州マラソン大会の日。駅やホテルはランナーがたくさん!また小雨の中、
警備やボランティアスタッフ沢山見かけました。会場周りも一部交通規制が
あるなど、車で研修会会場にこられた方にはご不便をおかけしました。
私も前日から小倉いり、ワクワクしながらJRで会場に向かいました。
 今回の講師は、大分の河津知子先生、ろう者です。全国でも有名な方です。
大分県立聾学校に勤務されており、絵本の読み聞かせなどでは久留米にもよく来られて
いるそうです。私は対面で先生のお話を聞くのは初めて、とても楽しみにしていました。
第1部は「みんなちがってみんないい〜人とのつながり〜」のテーマで、生い立ちから現在
の活動を話されました。「きこえないことをそのまま受け入れる」「聴者の壁が壊れていった」
「ありのままでいいんだ」という言葉が印象深かったです。
 そして、まとめでは、人とのつながりは力になる。老舎・聴者で二人三脚、種を蒔いている。
一人ひとりが育ち花を咲かせるように!と話されました。

第2部は午後からの技術学習です。手話・CL・ロールシフト、ろう語彙など、ご自身がモデルとなり撮影された教材等も沢山みせていただき、わかりやすく学ぶことができました。
河津先生のお話に共感し、先生の明るさ、コミュニケーション力にも、とても感動した一日。
「手話」っていいな。「手話がなくならないように」。私たちも種を蒔き、いろんな人と繫がっていきたい!と元気をいただきました。
 会場では、いつものように書籍やコーヒー、あいらぶりんの販売。全国研修センター講演会入会も受付しました。今回は、あいらぶりん実演コーナーを初めて設置しました。河津先生も興味深くご覧になり、お買い上げ!みなさんありがとうございます。
posted by スギノ at 02:19| Comment(0) | 日記

2025年01月14日

希望あふれる年に

2025年頭ブログ.docx

posted by スギノ at 00:42| Comment(0) | 日記

2024年07月24日

令和6年度 第1回研修会

 

暑中お見舞い 申し上げます!

急に暑くなりました。雨が上がり、ギラギラ太陽が眩しいこの頃。みなさん、体調はいかがでしょうか?

7月21日(日)おんがみらいテラスにおいて、第1回研修会を開催しました。筑豊ブロックが担当で素敵な会場を探していただきました。ろう者5名、会員41名、未会員5名の51名の参加がありました。参加者のみなさん、お疲れさまでした。

今回の研修で未会員参加の内、2名は会員になられたということです。なんと7月に昨年度の会員数272名を超えました!

嬉しいことです。この調子で、福通研、がんばりたいですね!よろしくお願いしま〜す!

さて、第1回研修会の講師は京都から、岩谷誠司さんをお招きして、「HELLOむこうの私−手で心をつないでの取り組みとその後」というテーマで、講演と技術学習をしていただきました。とても参考になることが多く、楽しく学ぶことができました。

岩谷さんは、手話通訳士、全国手話通訳問題研究会集会担当理事、研究誌部員、自治体業務政策研究委員会のメンバーです。そして向日市の障害者支援課で課長をされています。手話言語条例の制定に関わられ、制定後も様々な事業を企画していかれる中で、常にいろいろな人を巻き込んで展開されておられます。講演を聞いて、手話言語条例に関心を持っていただくためにはどうすればよいのか、みんなで楽しみながら自然に、でも意識を持って広げていこうとされていることがわかりました。私も専任手話通訳者として市役所に勤務しています。「何かをする時に、手話通訳だけががんばらないこと!全部自分で担わないこと!」と言われたことを胸に深く刻みました。毎年開催される職員手話研修も人事課が担当課として周知、企画・運営は障がい者支援課がやっておられるとのこと。動画撮影にも力を入れられ、職員がキャストから音楽、撮影までを担当されているいう話にびっくり!各課に手話リーダーも配置してあるとか!youtubeで、いろんな動画がみれるそうです。ぜひ1度、覗いてみましょう。「古都のむこう、ふれあい深める手話言語条例」の制定と、向日市手話マンガについて語られる岩谷さん、素敵でした!お話を聞けて本当に良かったです。専任手話通訳者の立場で、ろう者の立場で、手話サークルの立場で、気づきをどう政策に結び付けていくのか、まずは地域の課題を知ることが大切だと感じました。専任手話通訳者、行政職員、ろう者、サークルのメンバーなど、みんなでお聞きしたい内容でした。福岡県では昨年、手話言語条例が制定されました。市町村の制定化の話も進んでいますね。興味深く聞かれたことと思います。

 午後からは向日市で撮影された動画を観ながら、ろう者の手話表現に注目。全国の誰が見ても分かるように撮影されているとのことで、「ぜひ活用してくださいI」と有難いお言葉も頂戴しました。グループワークで地域の課題を出し合う時間もありました。10分間でしたが、沢山出されていて、びっくり!さすが、ろう者&会員のみなさんです!岩谷さんが、出た意見を板書され、手話言語条例ができて解決できるもの、国に改善を求めるもの、ろうあ協会が頑張ることなどを、整理してアドバイスをいただきました!

岩谷さん、本当にありがとうございました!サマーフォーラムでお会いできるのを楽しみにしています。研究誌部員の努力の結晶、研究誌、しっかり読みますね!

 

                                                                 

 

 

 

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2024年06月05日

記念講演会&定期総会 in大牟田

 6月2日(日)福岡県手話通訳問題研究会は、記念講演と2024年度定期総会を開催しました。

今年度は、例年のように福岡市やクローバープラザでの日程調整、会場確保が厳しく、私の地元大牟田市で開催することになりました。初めて大牟田に足を踏み入れたという方も居られました。福岡県の最南端まで、ようこそ!

記念講演会は約60名、定期総会は51名の参加がありました。みなさん、お疲れ様でした!

 午前中の記念講演は、大牟田市動物園の企画広報担当の冨澤 奏子氏

 「小さな動物園の大きな挑戦」〜ようこそ、動物の幸せを考える動物園へ〜

大牟田で開催すると決まった時に、講師はすでに私の頭の中では決まっていました。運営委員に諮り、希望通りに決まりました。

大牟田市は石炭で栄えた街です。現在は人口も10万人くらいに減少。かつての賑わいはなくなりました。でも、動物園は昔からあるんです。その取り組みが、今、国内外から注目されています。講師の冨澤さんは、動物のこと、動物園のことを、いつも面白くわかり易くお話しされます。世界の動物園関係の会議にも理事として参加され、また福岡県動物愛護推進教育講師なども歴任されており、行動的で魅力的な方です。私は仕事でお会いしてから、お付き合いさせていただいています。

 大牟田市動物園では、「愛護と福祉の違い」を考え、「エンリッチメントやハズバンダリートレーニング」を実践してあります。その様子を冨澤さんのお話やドキュメンタリー映画「動物福祉の明日なら」を上映していただき、知ることができました。いつも動物たちの意思を尊重して、動物たちの生活の質を高め、嫌なことはしない。どうやったらできるか?という発想の転換。動物に癒されるだけではなく、動物の姿からヒントをもらい、がんばってある冨澤さんはじめ職員さんの情熱に感動しました。動画で登場した動物たちを観て、みなさんにっこり笑顔。癒されたようですね!質問も沢山出て、動物クイズも楽しめましたね!動物園のお話でしたが、それぞれの仕事や生活面において、考えさせられるお話が沢山ありました。こんどは、ぜひ大牟田市動物園に来てくださいね。6月と7月は暑い時期ですが、福祉施設の方の団体利用は入場料が無料になるそうですよ!あらかじめお電話で団体予約をされるとスムーズのようです。みなさんに大牟田市動物園のことを知っていただき、市民としてもとても嬉しかったです。

 

    

 

 午後1時からの定期総会、3時半に終了。今年は、福岡ブロックと北九州ブロックの方から議長を選出していただきました。議長のスムーズな進行で、それぞれの担当から報告や提案ができました。会員のみなさんにお諮りして、議事全てに承認をいただくことができました。議長の永淵さん、半田さん、ありがとうございました。

県南ブロックで総会の開催は初めてだったと思います。いろいろと準備不足もありましたが、地域で開催出来たことは良かったと思います。日頃参加できない方の出席がありました。地元の大先輩も参加され、手作りのフラワーアレンジをいただきました!お庭に咲いている花でアレンジされたという心のこもった贈り物。記念講演や定期総会に華を添えていただき、感謝です!

全通研は今年創立50周年を迎えます。福通研の2024年度もスタートしました。さあ、みんなでがんばっていきましょう!

                                                 杉野  有美子

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2024年02月19日

福岡県手話通訳問題研究会第2回研修会

2月12日(祝・月)ふくふくプラザ 交流広場にて開催しました。

講師は鹿児島県から横溝和恵さんをお招きしました。研究誌142号(2017WINTER)のグラビアの方です!

鹿児島県手話通訳問題研究会会長。霧島市役所設置手話通訳者。手話通訳士。全国手話通訳問題研究会九州ブロック推薦理事

現在は研究誌部長を担っておられます。8月には鹿児島でサマーフォーラム開催もあり、ご多忙の中、来福していただきました。九州ブロック運営委員で集まると、いつも夕方から飲みニケーションになり、横溝さんのミニミニ手話講座が始まります。

楽しく学べるのでぜひいつか福岡でもやってほしい!と思っておりまして、今回ついに実現しました。

 午前中は講演。「きこえない人の暮らしから学ぶーろう者の地域生活と手話―」のテーマでお話しいただきました。

横溝さんとは、全通研九州ブロックで運営委員としてご一緒してから長いお付き合いになりますが、今回初めて知ったこともありました。ユーモアを交えながら包み隠さずにご自身のこと、手話との出会い、ろう者やサークル、手話通訳者に思うこと、全通研の活動などを語られました。印象に残っているのは、全通研会員を継続する理由です。横溝さんは、先輩に誘われて大学生時代から全通研に入会されていたとのこと。「辞める理由がない!」とはっきり言われました。人の魅力がある活動なのだと。長年活動を実践され、いろんな出会いがあり、仲間を増やしてこられたからだろう…と改めて頼もしく感じました。すごい!

 午後からは実技学習。日本語と手話の違い〜日本語をぶっ壊せ!〜

みんなで声を出すことから始まりました。伝える相手を意識して声を出す練習。

次に、「目を開いて〜、目を細めて〜、眉を上げて〜」など、顔の体操から始まり、表情を使った表現をしました。

聞こえない人には映像が見えているらしい。 → 自然に視線が向くし、指もさす。表情も伴う。

聞こえる人には見えない→共有できない

だから、イメージ力を膨らますことが大切!イメージ力を上げ、イメージしたものをどう表現するか考えることが大切だとアドバイスをいただきました。「相手に伝わっていないと共有できないでしょ!」と言われ、ドキッ!本当にそうですね。ペアを作り、短文を伝え合う練習。短文を聞いて考える時、シュチエーションも違えば、声色でも違う。イメージといっても沢山あり、自分がイメージしたものを伝わるように表現することって、難しいなぁと実感しました。身近にある題材で簡単な例文を作りでみんなでやると楽しい!イメージ力も上がるなぁと学習方法も参考になりました。地元の例会でもやってみようと思いました。

 コロナ禍が始まり、研修会も中止にしたり、半日開催に変更したりしてきました。今回は久しぶりの1日研修ができて本当に良かったです。お昼休みには、U65,医療班、青年部の部会も開かれていました。やっぱり、集えるって楽しく、貴重なことですね。

8月23日〜25日鹿児島市で開催のサマーフォーラム、みんなで出かけましょう!ぜひまた横溝さんに会ってください!

能登半島地震被災地への支援として、募金箱もおかせていただきました。みなさまから6000円もの寄付が集まり、感謝いたします。県聴協会を通して、聴覚障害者災害救援基金に送らせていただきます。

 

 

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posted by スギノ at 01:17| Comment(0) | 日記