2021年07月23日

福岡県手話通訳問題研究会2021年度第1回研修会

暑中お見舞い申し上げます。

今日も暑かったですね!


明日はいよいよ東京オリンピック開会式です。

なんだか実感が湧きませんが、テレビで楽しむかな?

週半ばから4連休になり、嬉しいです。


 さて、7月18日(日)第1回研修会を筑後市中央公民館サンコアで開催しました。


今回のテーマは「雇用された手話通訳者(専任・設置)のしごと」です。


知っているようで実は知らない身近な専任・設置手話通訳者のしごとについて企画したところ、37名の参加がありました。(内ろう者6名、未会員2名)


 福岡県内各地域で、いろんな形態で雇用されている手話通訳者から4名にパネラーとして登壇いただき、パネルディスカッション。研究部がコーディネーターと記録を担当しました。


 自己紹介の後、コーディネーターからの質問にそれぞれの立場で答えていただく形で進みました。

@一日の仕事(出勤から退勤まで、どのようなことをしているか)                             A現職だからできること/できないこと、現身分だからできること/できないこと

Bパネラーに聞きたいこと

C今後、こういうことがしたい。できたらいいなと思うこと                             

などに、具体的に熱く語っていただきました。


 後半はグループワーク。自己紹介から始まり、パネルディスカッションを聞いての意見交換。

今回は、座席の移動を避けるため、最初からグループ分けをしていました。

距離を取り、手話を使いながら、自分の気になったことなどを話してもらい、全体で共有しました。


 ろう者に継続的な長期の支援が必要だが、会計年度任用職員では雇用も不安定。使い易い手話通訳制度にするために、記録を取り活用したり、ろう者との上手な距離感を保ったりと、パネラーのみなさんの日々の努力や工夫を知りました。

ろう者の対等な社会参加を推進するには専任手話通訳はなくてはならない貴重な存在です。

コロナワクチン接種においても、専任手話通訳者がいる地域といない地域では 取り組み方が違っているようです。

将来、専任手話通訳になりたいという方が増えるためにも、受け皿の整備や、手話を学ぶ人たちを大事に育てていく必要性を感じました。


パネラーのみなさん、参加者のみなさん、そして運営委員のみなさん、お疲れさまでした。


posted by スギノ at 00:16| Comment(0) | 日記