2020年07月25日

Re: 令和2年7月豪雨

3災害ボランティア.JPG1災害ボランティア.JPG令和2年7月豪雨災害で被災されたみなさまに
                   心からお見舞い申し上げます。

 7月3日から熊本県を中心に、九州、中部地方など日本各地で集中豪雨。4日、TVで熊本県八代、人吉、球磨地方の甚大な被害を知り、ショックを受けました。
通ったことがある道が、橋が、駅が…信じられない悲しい光景でした。
今日で3週間が経ちました。ずっと天気も安定せず、まだ見つかっていない方々の捜査も難航しているのでしょう。祈るばかりです。本当に心が痛みます。

 6日には、福岡県内でも被害が発生!私の住む大牟田市も豪雨災害に見舞われました。生まれて初めての水害です。午後から道路も冠箇所が増え、市役所の仕事が終わる頃には、
市内のあちらこちらで通行止めが発生していたもよう。帰宅難民になる方が出ていました。私は、何とか帰宅できましたが、家の前の道路は膝上位まで冠水していました。バッテリーが上がり、
動かなくなっている車も何台もあります。恐ろしさを実感!

 我が家は、平屋ですので、万一浸水してきたらどこに逃げようか?と考えたり、非常食や防災袋を確認したり、大事なものを高い所へ移動させました。近くに諏訪川があります。駐車場から玄関までは
高低差が1メートル以上もあり、大丈夫という気持ちと、もしかしたら…と不安が過り、さすがにこの日はビールもガマン。車を高台に移動させる時間がなかったので、1時間置き位に玄関から外の冠水状況を見ていました。有明海の満潮と豪雨が重ならないように祈り、スマホで災害情報河川に水位を、ずっと確認。眠れない長い夜を過ごしました。浅い眠りから覚めた時、ポストにちゃんと朝刊が届いていて感動。水は引いたのだ!と安堵しました。車も大丈夫でした。あとで聞いた話ですが、近くの家は床下浸水したそうです。本当に道路1本、場所で違うのですね。
 地元の会員さん宅も、床上や床下浸水があり、ろう者の家も床上床下浸水が数件あっています。悲しいですね。大牟田市は、死者2人、重軽傷3人、床上浸水1079戸、床下浸水1719戸。道路の損壊170カ所、埋没10カ所。施設損壊32カ所、土砂災害102カ所、地滑り4ヵ所等の被害が報告されています。

 7日は、通常通り出勤して、職場の福祉課から気になる地域に住むろう者宅へ安否確認のFAX。自衛隊災害派遣のボートで救助されたろう者の情報があり、移送先に確認へ。みなさん、無事でした。
福祉課は、この日から超多忙に!罹災・被災証明申請窓口でした。直接担当でない課内の職員もレクチャーを受け、案内や窓口、電話対応に出ました。1週間後に災害相談窓口が開設され、申請窓口が移りましたのでほっとしました。片付けが少し落ち着き情報が入った7月13日が来庁者が一番多かったと記憶しています。密も避けられないほどの人・人・人でした。

 罹災とは、一般住宅などでの被害の程度を証明し、被災は、非住宅。たとえば車や室外機、倉庫などの被害の事実を証明するものだそうです。家や車の保険に加入されている方、税関係、職場に提出するために証明書を、1人3枚くらいは申請されています。追加で申請するとまた時間がかかるためです。罹災証明申請受け付け後、税務課から家屋調査にまわり、被害の程度が決定し、証明書が発行されます。どこまで浸水したかなどは、具体的にわかるようにものさしを横に置き、指などで深さを示して写真を撮ること。1枚だけではなく、いろんな方向から撮っておかれることをお勧めします。
 被災証明は、現地に確認に行かないので申請時に写真の添付が必要でした。車のナンバーや、水没した様子、塀の壊れた様子などの写真を持参いただいています。
写真を拝見すると胸が痛みます。「ご無事で良かった!」と思うばかりです。

 災害が発生し、被災したら誰もがパニックになると思います。落ち着いたら、被害状況をカメラに収めましょう。記録として、撮っておくことは大切です。
税金の免除、市営住宅の申請、災害見舞金、市町村独自の支援などを受けるには、罹災証明書が必要になります。罹災証明書が発行されるまで3週間程度かかるそうです。災害時の生活再建は、
罹災証明申請から…ともいえると思います。(申請期間は災害が発生して1年以内)万一、被災した時のために頭に入れておきましょう。私も仕事で関わらなかったら、知らないことでした。

 先週の日曜日、社会福祉協議会が運営する災害ボランティアに行ってきました。
コロナ禍の中、当然ですが、ボランティアの人数や居住地、行動歴、体調に制限があります。明日も参加する予定です。
学生時代の友人の家やお店や実家が被災。悲しくて言葉になりません。
「わたしたちにできること」をがんばっていきたいですね!
 早く梅雨が明けますように!
全国で被災された方々の住宅の片付けや消毒が進みますよう、一日も早い復興を願います。

 災害が発生した中でも、新型コロナウイルスの感染者が増え続けております。
見えない敵との闘いは続きます。密を避け、手洗い・うがいの慣行を続けましょう。
今日も一日、みなさまどうぞご安全に!
                                                     杉野 有美子
posted by スギノ at 18:32| Comment(0) | 日記

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