2020年02月12日

2月は学びがいっぱい!

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 2020年が明け、あっという間に1か月が過ぎました。

みなさん、いかがお過ごしでしょうか?

インフルエンザや新型コロナウィルスの広がりが気になりますね。

そんな中ですが、たくさんの学びがありました。少しお知らせします。

 2月1日、クローバープラザで一日学習会でした。

午前中は、福通研の代表で、副会長、事務局と共に学習会に参加しました。

新聞等でご存じと思います。昨年12月24日に福岡県内の聴覚障害者ご夫婦が福岡地裁に提訴しました。

これから公判に向け、みんなで支援していくことになります。福岡県聴覚障害者協会が呼びかけ、旧優生保

護法違憲国家賠償請求事件福岡訴訟について理解を深める学習会。福岡優生保護法被害弁護団の方から

「命に優劣はない〜真の謝罪と差別のない社会を目指して〜」というテーマで、お話を伺いました。

また、福岡県聴覚障害者協会の太田事務局長から、福岡県聴覚障害者協会としての取り組みが報告されま

した。きょうされんの方々や聴覚障害者、各団体の代表が参加して一緒に学び、最後はシュプレヒコール!

これから始まる公判に勝つことをみんなで誓い、士気を高めました。

福通研は、裁判にかかる情報保障費用を支援するため、学習会後から資金作りの呼びかけを始めました。

沢山の支援金が集まりました!みなさん、ありがとうございます。今後も続けていきますので、どうぞご協力

の程、よろしくお願いいたします。

 

 午後からは自治体正規職員化のための学習会をしました。

福通研が主催で、福岡県聴覚障害者協会、福岡県手話の会連合会、福岡県手話通訳士会で合同開催。

講師は、全通研自治体業務・政策研究委員会から千葉県の屋代利津子さん。約60名の参加がありました。

習志野市の取り組みや全通研の基調報告を受け、みんなでグループワークをしました。

ろう者、手話学習者、専任手話通訳者、手話通訳士、行政の方(1名でした)が、グループで地元の課題を

出し合い情報交換。グループ発表では、こうなれば良い→そのためには?とこれからの課題も出されました。

手話通訳者が正規職員で入ることは、手話通訳だけではなく聴覚障害者の理解や福祉施策全体に意見が

出しやすくなること、社会全体を変えることにつながることを学びました。まだまだ課題は沢山ありますが、聞

こえない人たちと一緒に、粘り強く要望していかなければならないと感じました。がんばりましょう!

 

 2月11日 福通研第二回研修会。ウェル戸畑で開催しました。

今回の講師は、全通研理事で事務局次長の米野規子さん。

午前中は「手話との出会い、そして今〜手話言語条例で何が変わる?〜」というテーマでご講演いただきました。

明石市の職員として、また全通研理事としてご活躍中ですが、米野さんのお人柄を知り、ほっこりしました。

いろんなところに手話との出会いがあること、手話を学び、それをどう活かすかが大切だと感じました。明石市の

実践にたくさんのヒントもいただき、みんなが暮らしやすい社会になるために、私たちにできることをしていきたい

と改めて思いました。手話言語条例ができると、手話や聞こえない人への理解が進むなぁと、痛感しました。

全通研や福通研に関する〇☓クイズも取り入れてあり、みんなで賞品ゲット目指し、盛り上がりました!

 午後からは、「手話で話そう!伝え合おう〜手話表現いろいろ〜」のテーマでグループ学習。

出されたセンテンスを、みんなで考え、代表が発表を繰り返す形式。手話単語は気にせず、伝えたいことを

イメージすること。表情や全身で表現し、自分の大切な人に伝えることが学習のポイントでした。

米野さんが最初に言われたように、初めは恥ずかしかったけれど、自然に「楽しむ場」となりました!

「福岡は、役者さん揃いですね!」とお褒めいただき、嬉しかったです!

米野さん、ありがとうございました。活動とお仕事で生き生きとされており、元気をいただきました。

今後のご活躍を応援しています。

 ご参加いただいたみなさん、ありがとうございました。

9月の全国ろうあ者体育大会のため盛り上げ隊による物品販売、手話通訳士会や福通研による書籍販売も好評!

旧優生保護法公判への支援金もご協力いただきました。本当にありがとうございます。

そして、運営委員のみなさん、お疲れ様でした。特に会場確保から当日の運営まで、担当いただいた北九州ブロック

のみなさん、ありがとうございました! 2020年度も、みんなで楽しく学べる研修会を企画しましょう!

posted by スギノ at 23:53| Comment(0) | 日記