2020年が明け、あっという間に1か月が過ぎました。
みなさん、いかがお過ごしでしょうか?
インフルエンザや新型コロナウィルスの広がりが気になりますね。
そんな中ですが、たくさんの学びがありました。少しお知らせします。
2月1日、クローバープラザで一日学習会でした。
午前中は、福通研の代表で、副会長、事務局と共に学習会に参加しました。
新聞等でご存じと思います。昨年12月24日に福岡県内の聴覚障害者ご夫婦が福岡地裁に提訴しました。
これから公判に向け、みんなで支援していくことになります。福岡県聴覚障害者協会が呼びかけ、旧優生保
護法違憲国家賠償請求事件福岡訴訟について理解を深める学習会。福岡優生保護法被害弁護団の方から
「命に優劣はない〜真の謝罪と差別のない社会を目指して〜」というテーマで、お話を伺いました。
また、福岡県聴覚障害者協会の太田事務局長から、福岡県聴覚障害者協会としての取り組みが報告されま
した。きょうされんの方々や聴覚障害者、各団体の代表が参加して一緒に学び、最後はシュプレヒコール!
これから始まる公判に勝つことをみんなで誓い、士気を高めました。
福通研は、裁判にかかる情報保障費用を支援するため、学習会後から資金作りの呼びかけを始めました。
沢山の支援金が集まりました!みなさん、ありがとうございます。今後も続けていきますので、どうぞご協力
の程、よろしくお願いいたします。
午後からは自治体正規職員化のための学習会をしました。
福通研が主催で、福岡県聴覚障害者協会、福岡県手話の会連合会、福岡県手話通訳士会で合同開催。
講師は、全通研自治体業務・政策研究委員会から千葉県の屋代利津子さん。約60名の参加がありました。
習志野市の取り組みや全通研の基調報告を受け、みんなでグループワークをしました。
ろう者、手話学習者、専任手話通訳者、手話通訳士、行政の方(1名でした)が、グループで地元の課題を
出し合い情報交換。グループ発表では、こうなれば良い→そのためには?とこれからの課題も出されました。
手話通訳者が正規職員で入ることは、手話通訳だけではなく聴覚障害者の理解や福祉施策全体に意見が
出しやすくなること、社会全体を変えることにつながることを学びました。まだまだ課題は沢山ありますが、聞
こえない人たちと一緒に、粘り強く要望していかなければならないと感じました。がんばりましょう!
2月11日 福通研第二回研修会。ウェル戸畑で開催しました。
今回の講師は、全通研理事で事務局次長の米野規子さん。
午前中は「手話との出会い、そして今〜手話言語条例で何が変わる?〜」というテーマでご講演いただきました。
明石市の職員として、また全通研理事としてご活躍中ですが、米野さんのお人柄を知り、ほっこりしました。
いろんなところに手話との出会いがあること、手話を学び、それをどう活かすかが大切だと感じました。明石市の
実践にたくさんのヒントもいただき、みんなが暮らしやすい社会になるために、私たちにできることをしていきたい
と改めて思いました。手話言語条例ができると、手話や聞こえない人への理解が進むなぁと、痛感しました。
全通研や福通研に関する〇☓クイズも取り入れてあり、みんなで賞品ゲット目指し、盛り上がりました!
午後からは、「手話で話そう!伝え合おう〜手話表現いろいろ〜」のテーマでグループ学習。
出されたセンテンスを、みんなで考え、代表が発表を繰り返す形式。手話単語は気にせず、伝えたいことを
イメージすること。表情や全身で表現し、自分の大切な人に伝えることが学習のポイントでした。
米野さんが最初に言われたように、初めは恥ずかしかったけれど、自然に「楽しむ場」となりました!
「福岡は、役者さん揃いですね!」とお褒めいただき、嬉しかったです!
米野さん、ありがとうございました。活動とお仕事で生き生きとされており、元気をいただきました。
今後のご活躍を応援しています。
ご参加いただいたみなさん、ありがとうございました。
9月の全国ろうあ者体育大会のため盛り上げ隊による物品販売、手話通訳士会や福通研による書籍販売も好評!
旧優生保護法公判への支援金もご協力いただきました。本当にありがとうございます。
そして、運営委員のみなさん、お疲れ様でした。特に会場確保から当日の運営まで、担当いただいた北九州ブロック
のみなさん、ありがとうございました! 2020年度も、みんなで楽しく学べる研修会を企画しましょう!